Atom 1.0 / RSS 2.0 リンク先仕様変更 - Permalink に

リクエストがあったのでちょっと変更を。RSS 1.0 は生成スクリプトがアレゲなので何もしていない。Atom 1.0 と RSS 2.0 の生成にも Perl で書いたものを利用しているが、それを少しだけ改良するだけで済んだ。ついでに URI モジュールを使ってより依存を無くしてみたり。DOM を使って文書構造を決めうちしているので、そういう意味では汎用性に欠けるものの、普段使う分には問題なし。

そういえば、今日は『さよなら絶望放送 DJCD 第一巻』が届いた。……相変わらず絶望的な代物で。噂になっていたステッカーは案の定アレだったし。ポジティブな神様は毒がにじみ出ているし。

2008-01-26

HTML 5 Working Draft の巻

今更だが、HTML 5WD になったよと。当然ながら消えた要素もあれば増えた要素もある。扱いや意味合いが変わったものもある。A vocabulary and associated APIs for HTML and XHTML とあるように、語彙集合としての立ち位置を与えられている仕様になっている。個人的には acronym が廃止されていることにショックを受けたが、まあそれはそれ。frameset は消えたが iframe は残っていたりと、議論の跡が窺える一品になっている。

とりあえず HTML 5 differences from HTML 4(邦訳:HTML 5 における HTML 4 からの変更点)でも読んどくか。このサイトの設計も少し見直さないと。

2008-01-23

security="restricted" って何だよ - IEBlog ではやはり独自拡張を提案するのか

IEBlog の「Using Frames More Sequrely」というエントリを読んだ。frameset 並びに frame 要素を利用する際に、より強固なセキュリティを求めるならどうするかを記述した文書だ。……しかし、これこそ Microsoft というか、やってくれるぜ、という解決策が紛れ込んでいる。それが security="restricted" 属性・属性値である。因みに、こいつらは IE の独自拡張。HTML 4.01 や XHTML 1.1 には存在しない。

相変わらず……といっていいのだろう。可能なら、フレームに未知/未信頼サイトからのコンテンツを含むものを包含しないことや、ユーザにとって明白でないならば、未信頼のコンテンツを含むあらゆるフレームを明確にマークすることは他の UA でもできることだが、独自拡張の属性・属性値はちょっといただけない。

一番よろしいのは、やはり frameset/iframe を利用しないことなのだが、そうもいってられない事情がある場面もしばしばある。負の遺産は、どこまでもついてまわる運命なのだろうか……。

2008-01-20

Permalink 実装 & RSS 1.0 形式のフィードはそろそろ終わらせたい

ようやっとこのサイト(というか、この Blog もどき)にも Permalink を実装。各エントリ(?)の最後にくっついてくる日付表記をそのまま Permalink にした。色々下準備しなければならなかったため時間がかかった。以前の仕様だと実現不可能だったのだ。Perl 万歳。Apache 万歳。

あと、メンテナンスしないで全文すら入っていない RSS 1.0 のフィードだが、これはもうそろそろお役御免にしたいと思っている。RSS 2.0 と Atom 1.0 形式も配信しているし……。だが、まだしばらくは続ける予定。「やめないでくれ」という意見があれば、RSS 1.0 を出し続けようとは思う。そんなわけで一応意見を募集。RSS 1.0 配信をやめないでほしい方がいれば、メールをお願いします。期限は2008年1月31日終了まで。何もなかった場合、2月1日以降の更新で http://end-of-file.net/blog.rdfhttp://end-of-file.net/blog-rss-2.0.rdf と同一になる。つまり RSS 2.0 形式になる。その後、1箇月後ぐらいに blog-rss-2.0.rdf を撤去する予定。

最近寒いなぁ……。今日は気付いたら14時間以上寝ていた。風邪を引いてしまい体力が低下していた反動か。今日は熱もなく喉も元通りになり、身体の調子もゴキゲン。いいことだ。

今日の読書:『空の境界(下)』(奈須きのこ 講談社文庫)

文庫版『らっきょ』の第三弾。ノベルス版から数えて何度読み返していることやら。テアトル新宿で公開中の劇場版アニメも絶好調。個人的には早いとこ新作が読みたいところではあるが、まあ実際のところコンスタントに作品を出してはいるので「がんばれー」程度に。

そして講談社文庫の天(本の上部)は確かに綺麗に裁断されている。が、電撃文庫のような完全な平地ではない。触るとほんの僅かだけザラザラとしている。意図的なものかどうかは不明。え? なんで唐突にそんな話をするかって? いや、「さよなら絶望放送」でネタにされてたので……。

2008-01-19

DVD 鑑賞三昧の休日

ちなみに「トランスフォーマー」はメカの格好良さをマイナスしたら中身はスカスカだった。妙なプロパガンダ臭も鼻について嫌らしい(某国籍系の少年が友好的すぎたり、いつも通りのアメリカ賛歌だったり等々)。逆に、こういう何も頭を使わないタイプの洋画を久しぶりに観た気がする。ひとつ前に観てたのが「ブレードランナー」の、しかもコレクターズエディションというのも色々な意味で助長しているような。

色々忙しくて観てなかったアニメ類などもぼちぼち借りてきていたりする。ひとまず近所の TSUTAYA に「さよなら絶望先生」があったのは儲けもの。

そして何よりびっくりしたのは、「敵は海賊」の OVA シリーズ DVD があったこと! ……これには正直我が目を疑った。神林長平の読者なら小説は知っていても、OVA があったという情報はあまり知られていないかもしれない。連休用には借りなかったが、今週末辺りにでも3本全部借りてきて観てしまおうかしらん。

2008-01-14

休みが多いなぁ……

また三連休。正月休みもあったのに、なかなか豪勢というか何というか。まあ成人式なる代物があるので月曜が休日になると。

今日は平穏無事な日。Windows 版 Safari が 3.0.4 から /frameworkPath を認識しなくなった話は、面倒なので(今日は眠い……)明日にでも。

今日の読書:『ブギーポップ・クエスチョン 沈黙ピラミッド』(上遠野浩平 電撃文庫)

久々のブギーポップシリーズ新刊。今度のメイン時間帯はかなり初期。

それにしても。妙に中身がスカスカしているような気がするのは私だけだろうか。スカスカしているといっても文章量のことではなく、物語性のことでもなく、上遠野浩平ご自慢の「思考」そのものの話である。では具体的にナニがドウなのかと訊かれても、明確には答えられないのだから始末が悪い。つまり、現時点では私の言い分そのものが詭弁でしかなく、ぶっちゃけていえば難癖にしかみえない。

何かうまく説明できる言葉を探してはいるものの、語彙の貧弱ないち読者としては為す術がない。……うーん。「毒」のようなものが薄いとでも表現するべきなのだろうか?

2008-01-11

PlayStation 3 20GB/60GB 終了

PlayStation 3 は Linux がインストールできること意外に全く興味が湧かないので、それほどショッキングなニュースでもなかった。自業自得というか、それ見たことかというか。あまりにも早すぎる出荷終了には、PlayStation 3 がどれほど切羽詰まっているかを如実に表していると思う。

まあ、新機種の 40GB モデルにしてもかなり高額と感じるので、当分の間手を出すことはないと思う。

2008-01-10

海上自衛隊の料理レシピが公開される

Slashdot Japan 経由。海上自衛隊のサイトに「ファミリーページ」なるものがあることも知らなかったが、まさかレシピまで公開していたとは……。因みに2008年1月1日更新のレシピはカレー。自衛隊といえばカレーらしい。特に海上自衛隊は料理が美味いのだとか。材料は結構平凡なようで、しっかりグレービーソースが混じっていたりする。これは美味そうだ。

ページ末尾の「ジョーさんの裏技伝授コーナー」には、隠し味として「こんなものを!?」という代物が列挙されている。ソースとチーズ、焼肉のタレはまだわかるとして、白桃缶とカルピスには正直びっくりした。特にカルピス。……あのどろり濃厚乳酸飲料が。カレーの中に。確かにスパイスと発酵乳製品の相性は抜群であると本場の人も認めているが、それにしてもカルピスは盲点だった。今度試してみようかしらん。

今日の読書:『タイムクエイク』(カート・ヴォネガット ハヤカワ文庫 SF)

最近ヴォネガットの著作を蒐集しはじめた。読んでみるとこれが面白いのだ。断片が断片を生み、物語もまた断片を生む。それらが集積し、しかし全貌は見せきらない。ワンアイディアでここまで話を膨らませるとは。

しかしやはり好き嫌いがはっきり分かれる作家・作品だろうと思う。全体的にユーモラスでありながら、度々挿入される身の毛もよだつような皮肉。断片を断片として処理できないならばわけがわからなくなる構成。絶望的にも希望的にもなれる読了感。

そろそろ本気で部屋に積みっぱなしの既読書籍をどうにかしないとな……。DVD も置き場所に困りだした。『電脳コイル』も初回版だし、『MAICO 2010』の BOX も買ってしまった。

2008-01-09

Net Applications、IE7 の世界シェアが IE6 を上回ったと発表

正月に貰った一万円分の図書券を全部使いきった私ですがそれが何か。それはそうとして、IE7 の世界シェアが IE6 を上回ったという情報が出た。グラフでは確かに IE7 のパーセンテージが上になっている。この情報をどの程度信用していいかは全くもって不明だが[1]、IE6 が徐々に駆逐されているのが事実であるならば、喜ばしいことだ。散々煮え湯を呑まされてきた身としては清々する。この調子である程度 IE7 が普及してくれればいい。そして IE8 が早く出てくれれば尚よい。個人的には IE より Firefox や Opera、Safari が普及してほしいと思っているが。

あと、是非 Microsoft には JScript の W3C DOM 対応をもっと強化してほしい。せめて Level 1 仕様ぐらいはきちんと実装して……。独自機能の実装に余力を費やす余裕があるなら、前提条件をまずどうにかしてもらいたい。土台あってこその独自機能。団体によって仕様策定されていない機能は悪だ、と言いきることはできないが、基礎となる仕様すら実装しきれていないにも関わらず、独自機能にかまけるのは非常にいただけない。あまり例がよくないかもしれないが、例えるならばあるネジを JIS 規格に準拠しない寸法誤差で製造し、「でもウチのネジは素材に××を使っていて強度が他社製の倍ですよー」などと謳っているようなものだ。

いかん。つい愚痴が出てしまった。

追伸。RSS/Atom フィードの URI が freeserver.name のままだったことを指摘していただいた方、ありがとうございました。早速修正しておきました。

今日の読書:『ようこそ女たちの王国へ』(ウェン・スペンサー ハヤカワ文庫 SF)

……SF というよりかはファンタジー。比較的最近刊行された(2007年10月25日発行)もの。タイトルだけは知っていたものの、どうしてか近所の書店はどこも置いていなかった。ようやっと手にとってみたら、表紙がイマドキのハヤカワ文庫流。敢えて私が大嫌いな言い方をすれば「ラノベっぽい」。そういう路線でも攻めようとしてるんだと。まあハヤカワ文庫の SF といえば、ティプトリーの『たったひとつの冴えたやりかた』表紙も少女漫画家のイラストだった。もっと古いものの中には、当時にしてみれば珍しかったものもあるのやもしれない。ハインラインの『宇宙の戦士』はあまりにも有名だが、ちょっと傾向が違うのかなぁ。

内容はそこそこ真っ当なパラレルワールドファンタジー。男性の出生率が極端に悪く、女性人口が非常に多い世界。17人の姉妹と4人の兄弟を抱えるウィスラー家の長男ジェリンは、16歳の誕生日を間近に控えたある日、盗賊に襲われた娘を助ける。彼女は何と王女の一人オディーリアだった……。

ここでちょっとひとひねりしてあるのは、ジュリンとオディーリアが恋に落ちる展開にも、片想いをする展開にもならないことだ。それを迎えにきた姉のレン王女がジュリンに一目惚れするのである。それもその筈、物語世界は女性が社会の原動力。アタックを仕掛けるのも女性。男性を買うのも女性。表面的にはかなり軽く読める作品に仕上がっていながら、その裏にはしっかりと皮肉が隠されている。それも、わかりやすい形で。巻末の訳者あとがきには「生まれながらのストーリー・テラー」と評されると書かれているが、その力量は確かに文章が物語っている。

顕微鏡レベルで性病検査が可能な医学発達を見せながら、ようやく大砲に線条痕を掘るようになった工業技術はどうも個人的にはちぐはぐに思えるが、ぶっちゃけた話歴史はあまり得意でないので以下略。ファンタジーにありがちなご都合主義も、物語進行をぶち壊していない。「フェミニズムが鼻につく」系の完全に本質から外れた世迷い言をほざく輩でなければ、素直に楽しめる一冊。

脚註

  1. 個人的には全く信用していない。

2008-01-08

実質5行でできる、application/xhtml+xml 対応(ファイル名がなくても大丈夫版)

Apache と mod_rewrite の複合技で、意外とアッサリできてしまった。しかも、IBM のサイトに掲載されている方法より汎用的だろう。次のコードは、.htaccess に記述した指定である。

#
# Content-type Setting
#
AddType "application/xhtml+xml; charset=UTF-8" html

#
# xhtml to html
#
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTP_ACCEPT}      !application/xhtml\+xml
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} \.html$
RewriteRule .*                  - [T=text/html,L]

この方法のミソは HTTP_ACCEPTREQUEST_FILENAME

まず HTTP_ACCEPTapplication/xhtml+xml が含まれていなければ、text/html を提示してやる必要性があると考えてよい。無論、Fxxx な IE6, 7 は HTTP_ACCEPTapplication/xhtml+xml を含めていない(デフォルト状態の話)ので、条件式は真となり、Apache は次行の RewriteCond を評価するようになる。

次に REQUEST_FILENAME。この REQUEST_FILENAME は Apache 独自らしい環境変数で、「サーバ上のローカルファイルまでの絶対パス」が格納されているとのこと。例えば http://foo.bar/ があるサーバの /home/foo/public_html/ を示しているとしよう。もし http://foo.bar/index.html が指定されたならば、REQUEST_FILENAME/home/foo/public_html/index.html になる。しかも、ドキュメントインデックスが指定されている場合、http://foo.bar/ のインデックスが index.html ならば、http://foo.bar/ 指定時の REQUEST_FILENAME/home/foo/public_html/index.html になるのだ。名前からしてみれば当然のことである。サーバに「リクエストしたファイル名」なのだから。

必ずファイル名を返してくれる環境変数があるのだから、文字列末尾にある拡張子を判別してやればよい。あとは RewriteRule で Content-Type を書き変えてやれば終了。事後処理の L も忘れずに。

前々から悩んでいた指定が、いともあっさりとできてしまったことに驚いた。これも、REQUEST_FILENAME があることを知ったことが大きい。先に紹介した IBM サイトの方法では REQUEST_URI を使っていた。これでは、ファイル名を明示的に指定しない場合(例えば http://foo.bar/ のような場合)には一切対応することができない。しかし、REQUEST_FILENAME ならばその心配はない。常にファイル名として(しかもローカルパス!)展開してくれる。

これで堂々と胸を張って XHTML 1.1 文書を名乗れる。それだけでも嬉しくて仕方ない。

2008-01-07

唐突ですがサイト移転 & URL 変更しました

いきなりサイトを置いていたサーバ freeserver.name が消滅してしまったため、急遽サイト丸ごと移転しました。今後は http://end-of-file.net/ にて本サイトを継続してゆきます。ブックマークに登録していただいている方、フィードを登録していたいている方、アンテナに登録していただいている方、私の調査不足によりご連絡差し上げられなかった方など、本サイトを読んでいただいている方々は、非常にお手数ですが URL 情報の変更をお願い致します。ディレクトリ構造は変えていないので、freeserver.name/~eof のみ置換処理していただければ問題ありません。

ここからは通常の調子で。……今更ながらドメインを取得。これで、サーバがやられても大丈夫かと。まあ某有名有料サーバに置いたんで、当面の問題は回避されたわけだが。

去年の暮れ、アップロード後のチェックをしたらいきなり 404。びっくりしたのは言うまでもない。さあどうするかと考えて、「そうだ。この際だからドメインとって有料サーバに移転してしまえ」と考え、あれやこれやと選別やら手続やらを踏み、環境を整え(これが一番時間かかった)、ようやく今日お披露目するに至ったという次第。

今度のサーバは比較的設定を自由にできるので、某所にて要望のあった permalink の設置を前向きに検討できる状態になった。方法や実践で少々時間を貰うことになるが、その辺はひとつ生暖い目で見守っていただければ。

追伸。サーバ候補を提示してくださった方、お心づかい感謝致します。残念ながらメールを頂いた時には既に現サーバとの契約を完了していました。また何らかの機会がありましたらお声がけいただければ幸いです。ありがとうございました。

2008-01-06